【全国200人調査】もし今夜、避難所で眠ることになったら──「防災の日」を前に聞いた”災害時の睡眠”備え実態調査

9月1日の「防災の日」を前に、家庭での防災グッズの見直しを行う方も多い時期です。水や食料、トイレの備えは広く浸透しつつありますが、災害時に見落とされがちなのが「どこで、どう眠るか」という睡眠への備えです。快眠グッズ紹介サイト「快眠ランド」を運営するムーンムーン株式会社は、全国の20〜60代男女200名を対象に「災害時の睡眠備えに関する実態調査」を実施しました。結果、避難生活における不安として多くの人が「環境」や「プライバシー」など睡眠に直結する課題を挙げる一方で、実際に寝具を備えている人はわずか4.5%にとどまることがわかりました。不安は抱きつつも行動に移せていない、「睡眠防災の空白」が浮き彫りとなっています。

竹田 浩一 睡眠改善インストラクター

快眠グッズメーカー ムーンムーン株式会社 代表取締役。8歳の頃から続いていた睡眠障害を、28歳のときに「光で起こす目覚まし時計」を使ったことで克服。睡眠障害に悩んでいた当時は、朝5時に就寝し昼の12時に起床するという夜型の生活だったが、克服後は朝5時に起きて夜10時に寝るという健全な生活リズムを維持。現在は、睡眠改善インストラクターの資格を活かし、大学や企業などで睡眠講座を開催。テレビや新聞、雑誌などにも睡眠の専門家として多数出演。

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調査サマリー

  • 災害の備えトップは「飲料水・非常食」(21.7%)。一方、「寝具」の備えはわずか4.5%
  • 避難生活の不安要因は「トイレの環境」(16.3%)、「プライバシー」(15.8%)、「暑さ・寒さ」(15.0%)など、睡眠の質を左右する環境面が上位を独占
  • 約9割が、避難生活での睡眠不足による健康リスクを認知している。
  • 今後備えたい睡眠グッズは「何を選べばよいかわからない」が28.5%で最多

※ 本調査結果を引用する場合は、「快眠ランド」のURL(https://intiinti.com/goodsleep/)を記載してください。

詳細データ

Q1. 災害への備えとして、家庭で用意しているものはありますか?

  • 飲料水・非常食:21.7%
  • 懐中電灯・ランタン:19.5%
  • モバイルバッテリー・充電器:13.8%
  • 救急セット・常備薬:10.8%
  • 簡易トイレ:8.2%
  • その他:26.0%(カセットコンロ・燃料:8/2%、衛生用品6.7%、毛布・寝袋などの寝具:4.5% など)

→ 命をつなぐための水・食料や、情報収集のための電源・明かりの備えが上位を占めました。一方で、「その他(26.0%)」の中に含まれる「毛布・寝袋などの寝具(4.5%)」「エアマット(2.1%)」など、睡眠に関する備えは非常に優先度が低い現状がうかがえます。

Q2. もし避難生活を送ることになった場合、不安に感じることはどれですか?

  • トイレの環境:16.3%
  • プライバシーが確保できないこと:15.8%
  • 暑さ・寒さ:15.0%
  • 入浴・衛生:13.6%
  • 周囲の音や人間関係:11.6%
  • その他:27.7%(夜眠れないこと:8.6%、食事の内容:6.7%、子どもや高齢者の世話:4.5% など)

→ 不安要素として、プライバシーの欠如、気温への対策、周囲の騒音など、まさに「安心して眠るための環境」が確保できないことへの懸念が強く表れています。食事そのものよりも、生活環境や衛生面でのストレスを危惧する人が多いことが分かります。

Q3. 避難生活で十分に眠れない状態が続くと、健康リスクが高まることを知っていますか?

  • なんとなく聞いたことがある:64.5%
  • 言われてみればそうかもしれない:25.5%
  • 具体的なリスクまで知っている:8.0%
  • 今回はじめて知った:2.0%

→ 合計すると全体の約9割が、睡眠不足と健康リスクの関連性を認識しています。頭では「眠れないと体調を崩す」と理解しているものの、Q1の回答結果が示す通り、具体的な準備行動には結びついていないという「意識と行動のギャップ」が明確になりました。

Q4. 避難生活で冷房が使えない夏の夜、どのように乗り切ると思いますか?

  • うちわ・扇子であおぐ:19.8%
  • 水分をこまめに取る:18.9%
  • 涼しい場所に移動する:16.4%
  • 濡れタオルを体にあてる:13.0%
  • 保冷剤・氷で体を冷やす:11.5%
  • その他:20.4%(電池式・充電式の扇風機を使う:9.3%、車の中で過ごす:6.1%、ポータブル電源を使う:3.4% など)

→ 停電時の暑さ対策は、うちわや濡れタオルなど「身の回りにあるものでのアナログな対処」を想定している人が大半を占めました。しかし、熱帯夜の体育館等での避難生活を想定した場合、これらの対策だけでは十分な睡眠や熱中症予防を担保するのは難しい可能性があります。

Q5. 今後、備えておきたい睡眠関連の防災グッズはどれですか?

  • 何を選べばよいかわからない:28.5%
  • 携帯扇風機・冷却グッズ:25.0%
  • 寝袋・毛布:13.0%
  • 簡易ベッド・エアマット:10.5%
  • 特に予定はない:10.0%
  • その他:13.0%

→ 備えたいグッズのトップが「何を選べばよいかわからない」となりました。水や食料に比べて「睡眠用の防災グッズ」は情報が少なく、家庭の保管スペースの都合などもあり、具体的な商品選びの段階でつまずいてしまう人が多いことが推測されます。

調査結果のまとめ

今回の調査では、避難生活における不安の上位に「プライバシー」や「暑さ・寒さ」「周囲の音」など、睡眠環境に関わる要素が挙がりました。また、大多数が「睡眠不足による健康リスク」を認識しています。しかし、実際に家庭で寝具などの「睡眠防災グッズ」を用意している人はごくわずかであり、「何を備えればいいのか分からない」という声が多数を占めました。災害時の過酷な環境下で心身の健康を保つためには、良質な睡眠が不可欠です。まずは水・食料に次ぐ「第3の備え」として、アイマスクや耳栓といった小さなものからでも、各家庭で「眠るための備え」を始めることが急務と言えます。

快眠ランド運営者のコメント

運営者:竹田 浩一のコメント

災害時のニュース映像等で避難所の様子を目にする機会は多いですが、「自分がそこでどう眠るか」をリアルに想像し、備えができている人は決して多くありません。今回の調査結果からも、健康リスクへの不安はありながらも、具体策が分からないという実態が見えてきました。避難所では、床の硬さ・底冷え、夜通し点灯している照明、周囲の話し声やいびきなど、日常とはかけ離れた睡眠環境を強いられます。

かさばる寝具の備蓄が難しい場合でも、コンパクトに収納できる「アイマスクと耳栓」を用意するだけで、光と音を遮断し、睡眠の質は大きく改善されます。また、床の硬さを和らげる「折りたたみ式のキャンプ用マット」などは平時でも使えるためおすすめです。今年の防災の日を機に、ご自身とご家族の命を守るための「睡眠の備え」について、ぜひ話し合ってみてください。

調査概要

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