マットレスの選び方|快眠のプロが12の項目から診断【後悔しないために】

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マットレスを購入することを検討している方のなかには、「寝心地のよいマットレスを選びたい」「そもそもどのようにマットレスを選ぶべきかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

近年は、ウレタンやラテックス、ポケットコイルなど、さまざまな構造をしたマットレスが各メーカーから出されている状況です。そのため、自分に合うマットレスを選ぶことが難しくなっています。

なかには、インターネット・SNSに上げられている情報をリサーチしてマットレスを探す方もいますが、他者の好む寝心地と自分の好きな寝心地には違いがあるため、口コミ・評判を過信することは好ましくありません。

この記事では、自分にぴったりのマットレスを選ぶ方法から、ショールームなどで寝心地を試す際のポイント、マットレス購入時に知っておきたい情報までを紹介します。

マットレスの正しい選び方を理解し、自分に合うマットレスを購入することで、朝まで熟睡できる睡眠環境を手に入れましょう。

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目次

竹田 浩一 睡眠改善インストラクター

快眠グッズメーカー ムーンムーン株式会社 代表取締役。8歳の時に光で起こす目覚まし時計を使用したことで、8歳から悩んでいた睡眠障害を克服。睡眠障害を患っていた時は、朝5時に寝て昼12時に起きる夜型生活だったが、睡眠障害克服後は朝5時に起き夜10時に寝る生活を続ける。現在は、睡眠改善インストラクターの資格を活かし、大学や企業などで睡眠講座を開催。テレビや新聞、雑誌などにも睡眠の専門家として多数出演。

マットレスの選び方|12の項目から診断

マットレスを選ぶ際は、下記の項目をチェックすることが大切です。

マットレスとひと口に言っても、特徴は商品によって異なります。以下では、挙げた12項目について詳しく解説します。

硬さ

マットレスを選ぶ際は、硬さに着目しましょう。マットレスの硬さは寝心地を大きく左右する項目であり、適した硬さのマットレスを選ばなければ、腰や肩に負担がかかりやすくなります。

睡眠したにもかかわらず疲れが取れない場合は、自分に適した硬さのマットレスを選べていないかもしれません。厚生労働省が運営する情報提供サイト「e-ヘルスネット」では、快眠するために必要なマットレスの硬さについて次のように述べています。

マットレスや敷き布団が柔らかすぎる場合には、腰部と胸部が深く沈みこんでS字カーブのすき間が大きくなり、眠りにくいだけでなく腰痛の原因にもなります。反対に硬すぎると骨があたり痛みを生じる、血流が妨げられるなど、熟睡できなくなります。したがってマットレスや敷き布団には適度な硬さが必要であることがいえます。2つのS字カーブをバランス良く支えられる、自分にとって楽で快適な寝相を保ちやすいものがよいといえます。

引用:e-ヘルスネット「快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係」
マットレスは適度な硬さが良い

理想的なマットレスの硬さは、背骨のS字カーブの曲がり幅が2〜3cmになるものと言われています。一方で、上記の画像のように背骨がくの字になる場合はマットレスが柔らかすぎると考えられます。マットレスに対して背骨がS字カーブを描けないときは、寝具が硬すぎると判断できるでしょう。

硬さをもとにマットレスを選ぶ際は、正しい寝姿勢を描ける適度な硬さを持つ商品を選ぶことが大切です。

寝姿勢

寝姿勢をもとにマットレスの硬さを選ぶ

マットレスを選ぶときは、自身の寝姿勢にも注目しましょう。寝姿勢によって適したマットレスの硬さは異なります。好みは分かれるものの、寝姿勢を重視してマットレスを選ぶ際は次の内容を参考にしてください。

寝姿勢マットレスの硬さ理由
仰向け寝の方普通正しい寝姿勢を維持しやすくするため
横向き寝の方柔らかめ肩や腰にかかる負担を抑えるため
うつ伏せ寝の方硬め反り腰や首への負担を防ぐため

寝姿勢に適したマットレスを選ばなければ、寝返りを適度に打てなかったり、呼吸を阻害したりする恐れがあります。睡眠の質を下げることになるため、普段の寝姿勢を加味してマットレスを選ぶことも欠かせません。

構造

マットレスを選ぶ場合、中素材の構造に着目することも大切です。構造が変わると、同じメーカーから出されているマットレスであったとしても寝心地に違いが生じます。下表は、主なマットレスの構造とその特徴をまとめたものです。

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構造特徴こんな方におすすめ
ボンネルコイル螺旋状のバネが連結された構造で、弾力性がある弾力のあるマットレスで眠りたい方
ポスチャーテックコイル体圧に合わせて反発力が変化する構造で、最適な反発力で寝心地をサポとする夫婦や親子で同じマットレスを使用する方
ポケットコイル独立したコイルが身体の凹凸に合わせて沈み込む構造で、体圧分散性に優れているマットレスにフィット感を求める方
高密度スプリングコイル銅線を高密度に編んだ構造で、耐久性や通気性に優れている同じマットレスを長く愛用したい方
ノンコイルスプリングを使わない構造で、使用する中素材によって特性が変わる悩みや用途に合ったマットレスを選びたい方

例えば、価格を抑えてマットレスを選びたい方は、ボンネルコイルを選ぶことがおすすめです。コイルを使用するマットレスのなかでもシンプルな構造をしており、ほかのマットレスよりも価格が抑えられています。

一方で、ポスチャーテックコイルを使用したマットレスは、構造が複雑になる分、高めの商品が多くなることを知っておいてください。

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体重

体重をもとにマットレスの硬さを選ぶ (1)

使用するマットレスは、体重をもとに選ぶこともおすすめです。同じマットレスを使用しても、体重によって身体の沈み込み具合は変わってきます。そのため、快適な寝心地を求める際は、痩せ型の方と大柄な体格の方で別の硬さのマットレスを選ぶことが必須です。

下記は、体重別におけるおすすめのマットレスをまとめた表です。

体重別こんなマットレスがおすすめ
痩せ型柔らかめのマットレス
標準普通の硬さのマットレス
大柄な体格硬めのマットレス

マットレスは使用者の体重が重くなるにつれて沈み込みます。そのため、大柄な体格の方が柔らかめのマットレスを使用すると、肩や腰などが沈み込みやすく、適度に寝返りを打てなくなる恐れがあります。

反対に、痩せ型の方が硬めのマットレスを使用する場合は、腰が浮きやすくなり、腰痛を招くかもしれません。睡眠中に身体を休めるためには、体重に合った硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

厚み

マットレスを選ぶときは、マットレスの厚みに着目することもポイントの一つとして挙げられます。マットレスとひと口に言っても、厚みが5cm程度のものから30cm以上あるものまでさまざまです。

マットレスの厚みは寝心地に関わることはもちろん、使い方や目的に応じて使い分けることが大切です。次の表では、マットレスの厚みや特徴、どのような方におすすめなのかをまとめています。

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厚み特徴こんな方におすすめ
5cm以下現在使用しているマットレスの上から敷いて寝心地を改善できる費用を抑えて寝心地を改善したい方
7cm程度軽量かつ折りたたみやすいものが多く、メンテナンスしやすいロフトや二段ベッドなどでマットレスを使用する方
10cm程度底つき感が少なく快適に睡眠できる畳やすのこベッドでマットレスを使いたい方
15cm程度反発力の高いウレタンマットレスや硬めの寝心地のコイルマットレスが多くある寝返りを打ちやすいマットレスを購入したい方
20cm程度機能性の高いウレタンマットレスや手頃な価格で購入できるコイルマットレスが多くあるコストパフォーマンスの高いマットレスを選びたい方
25cm程度しっかりとした厚みがあり、耐久性に優れている同じマットレスを長く愛用したい方
30cm程度耐久性はもちろん寝心地も追求されているため快適な寝心地を得られるお金をかけてでも、最上級の寝心地を得たい方

ある程度の寝心地を求める場合は、厚みが15cmあるマットレスを選ぶことがおすすめです。中素材の厚みがしっかりとある分、機能性に優れています。

反発力

高反発・低反発のマットレスの特徴

寝心地や機能面を重視する場合は、マットレスの反発力に着目しましょう。マットレスの反発力は寝心地に大きく関わります。一般的には、高反発と低反発のマットレスに分類され、それぞれの特徴は次のとおりです。

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反発力特徴こんな方におすすめ
高反発身体が沈み込みすぎず体圧分散性に優れている寝返りしやすいマットレスを求めている方
低反発身体を優しく包み込むため、寝心地がよいふんわりとした寝心地のマットレスを求める方

反発力次第で、寝心地は大きく変わります。まずは、高反発マットレスと低反発マットレスにどのような特徴・商品があるのかを詳しく知ることが、自分に合うマットレスを選ぶ第一歩です。

人気のあるマットレスについて詳しく知りたい方は、下記の人気ランキングを確認しておきましょう。

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通気性

マットレスを購入する際は、通気性の高さもチェックすることが大切です。通気性の高いマットレスを選ぶと、長く愛用することが可能です。一方で、通気性の低いマットレスを購入すると、カビや害虫が発生したり夏場に蒸れやすくなったりすることから、睡眠環境を悪化させる恐れがあります。

一般的にコイルマットレスは、中素材に隙間がある分、通気性が高いと言われています。ウレタンやラテックスを使用したマットレスは密度が高い分、通気性は下がる傾向です。

とはいえ、近年販売されているマットレスは、全体的に通気性が高められています。例えば、通気性が低いと言われるウレタンやラテックスのマットレスは、製造過程で通気口を設けたり切り込みを入れたりし、熱がこもりにくい構造になっています。

耐久性

マットレスを選ぶときは、耐久性をチェックすることも重要です。基本的には、使用されている中素材によってマットレスのおおよその耐久年数を判断できます。下記は、マットレスの中素材と寿命をまとめた表です。

中素材耐久年数
ウレタン約3〜8年
ポケットコイル約6〜10年
ボンネルコイル約6〜8年
ラテックス約5〜10年
ファイバー約3〜8年

紹介した耐久年数はあくまでも目安です。価格帯が高くなるマットレスになるほど、耐久性も上がる傾向です。

耐久性のあるマットレスを選びたい場合は、マットレスのへたり具合を調べる耐久性試験をクリアした商品なのかをチェックしましょう。例えば、8万回の耐久性試験にクリアしたマットレスは、約10年間使用してもへたり具合が購入時とほぼ変わらないと言われています。

お手入れのしやすさ

マットレスを選ぶ場合、お手入れのしやすさも確認しましょう。お手入れしにくいマットレスを購入すると、いくら耐久性や抗菌・防臭機能があったとしても劣化しやすくなります。また、マットレス本体を汚さないために、別途シーツを用意する必要があるかもしれません。

お手入れしやすいマットレスとして、丸洗いできるタイプやカバーを外せるタイプのものが挙げられます。カバーを外せるタイプのマットレスであれば、カバーを外して丸洗いするだけで清潔感を保つことが可能です。

カバーと中素材が一体となっているマットレスを選ぶ場合は、カバーの上から掃除機をかけたり、マットレスを壁に立てかけて陰干ししたりするなどの方法でお手入れを進めます。

日々のお手入れを手軽に済ませたい方は、カバーを外せるタイプのマットレスを中心にチェックしましょう。

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サイズ

マットレスを選ぶ際は、サイズにもこだわりましょう。特に、同じマットレスで複数人が一緒に眠る場合は、推奨人数に適したものを選ぶことが欠かせません。推奨人数よりも小さいサイズのマットレスを選ぶと、寝返りが打てないだけでなく、窮屈さを感じやすくなります。

マットレスのサイズ別における推奨人数は、下表のとおりです。

推奨人数マットレスのサイズ
1人シングルサイズ
1〜2人セミダブルサイズ
2人ダブルサイズ
2〜3人クイーンサイズ
3人キングサイズ

マットレスを選ぶときは部屋の広さを加味しながら、推奨人数に合ったサイズのものを選ぶことがおすすめです。大柄な体格の方やゆったりとくつろぎたい方は、推奨人数よりも一つ上のサイズのマットレスを選ぶと快適に眠れます。

実店舗の有無

マットレスを選ぶときは、実店舗の有無も確認することがおすすめです。近年は、インターネットショップが普及したことから、実店舗を持たない寝具メーカーが多くあります。実店舗を持たないメーカーのマットレスを選ぶと、実際の寝心地を確認できず、商品が届くまで自分に合う寝具なのかを判断できません。

反対に、実店舗があるメーカーのマットレスであれば、寝心地を直接確認できるため、購入する前に自分に合う商品なのかを判断できます。

特に海外の寝具メーカーが出すマットレスは、国内に実店舗が少ない傾向です。実店舗がないメーカーのマットレスを選ぶ際は、口コミやSNS上にある評判を十分に調べた上で購入すべきかを判断しましょう。

返金保証制度の有無

マットレスを購入する際は、返金保証制度の有無があるのかもチェックしておきましょう。返金保証制度があるマットレスを選べば、「寝心地がイメージと違った」「身体に合わなかった」という際に、返金対応してもらうことが可能です。

特に、インターネット上の口コミだけでマットレスを選ぶ場合は、返金保証制度を採用した商品を選ぶことがおすすめです。仮に、購入したマットレスが合わなかったとしても、返金保証制度を活用すれば、ほぼリスクなくマットレスを手放せます。

また、返金保証制度を採用しているマットレスは、総じて品質が高く、快適な寝心地を得やすい傾向です。質の高いマットレスを選ぶ基準にもなるため、返金保証制度の有無を確認することがおすすめです。

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マットレスが合わない場合の対処法

口コミや寝心地などを確認した上でマットレスを購入しても、自分の身体に合わないケースがゼロではありません。マットレスが合わない場合は、返品もしくは対処することが必要です。

ここでは、下記の3つに分けてマットレスが合わないときの対処法を紹介します。

以下では、具体的な内容を詳しく解説します。

腰痛の場合

翌朝目覚めて腰痛が気になる場合は、次のような原因が考えられます。

  • 腰とマットレスに隙間が生じている
  • 腰部分が過度に沈み込みすぎている

腰とマットレスに隙間が生じて腰痛を引き起こしている場合は、筒状に丸めたタオルを隙間部分に入れることがおすすめです。腰にかかる負担を和らげられることから、腰痛を軽減できます。しかし、タオルを高く調節すると反り腰のような姿勢になるため、あくまでも腰とマットレスの隙間を埋める用途のみでタオルを活用してください。

腰部分が過度に沈み込みすぎることが原因で腰痛が起こる場合は、トッパーやベッドパットなどをマットレスに敷くことが大切です。トッパーやベッドパットを使えば、反発力が高まり、適切に寝返りを打ちやすくなります。

下記の記事では腰痛におすすめのマットレスを紹介しているため、ぜひご覧ください。

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肩こりの場合

肩こりが原因でマットレスが合わないと感じている場合は、次のような原因が挙げられます。

  • 適度に寝返りを打てていない
  • 正しい寝姿勢を維持できていない

適度に寝返りできなければ、肩への負担が大きくなり肩こりの原因になります。寝返りが打てない原因の一つにマットレスが柔らかすぎることが挙げられます。もし、使用するマットレスが柔らかめの場合は、トッパーやベッドパットを活用して硬さを調節することが大切です。

正しい寝姿勢を維持できていないことが原因で肩こりが起こる場合は、マットレスが硬すぎる可能性があります。マットレスが硬すぎると、肩や腰などの重心がかかりやすい部位に負荷が生じやすくなります。寝転がった際に特定部位に負荷がかかっている感覚がある場合は、低反発のトッパーやベッドパットを使用すると、肩こりを改善できるでしょう。

熟睡できない場合

熟睡できないと感じる場合は、次のようなことが原因でマットレスが合っていないと考えられます。

  • 熱がこもっている
  • 体格に適した硬さのマットレスを選べていない

睡眠時に熱がこもったり蒸れたりする場合は、熟睡できず、夜中に何度も起きてしまう原因になります。特に、ウレタンを使用したマットレスは風が通り抜ける箇所が少なく熱がこもりやすい傾向です。熱がこもることが原因で熟睡できないときは、冷感シーツを活用して睡眠環境を改善することがおすすめです。

熟睡できない理由として、体格に適したマットレスを選べていないことも挙げられます。例えば、痩せ型の方が硬めのマットレスを選ぶと、身体がマットレスにフィットせず熟睡しにくくなります。硬さが合わない場合は、トッパーやベッドパットを活用し、寝心地を調整しましょう。

なお、熟睡できない理由はマットレスだけが原因とは言えないため、室温を整えたり生活環境を見直したりすることも視野に入れることが大切です。

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マットレスをショールームで試す際のポイント

マットレスをショールームで試す際は、次のポイントを押さえておきましょう。

  • 寝転がったときの第一印象を大切にする
  • 数分間はいろいろな寝姿勢で寝転がってみる
  • 寝返りしやすいか確認する

まずは、マットレスへ寝転がったときの第一印象を大切にしましょう。寝転がった際に、「硬すぎる」「柔らかすぎる」「違和感がある」という場合は、自分に合っていないマットレスの可能性が高くなります。

しっくりくるマットレスが見つかった際には、数分間は寝転ぶことが大切です。仰向けやうつ伏せ、横向きなど、いろいろな寝姿勢を試すことで、自分にとって熟睡できるマットレスなのかを判断できます。リラックスした状態で過ごせるようであれば、自分に合っているマットレスである可能性が高いと言えます。

また、ストレスなく寝返りできるのかもチェックしておくことが大切です。ストレスなく寝返りできるとは、腰や肩などに力を入れなくても、自然な形で寝返りできる状態のことを指します。寝返りする際に力が入るようであれば、肩こりや腰痛などの原因になりかねません。

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マットレスに関して知っておきたいこと

マットレスを選ぶ際は、いくつか知っておくべきことがあります。下記は、マットレスに関するよくある質問です。

ここからは、よくある質問に対する回答を紹介します。

Q.「ベッドのマットレスの上には何を敷けばいい?」

マットレスの上に敷くものとして、主に下記のものが挙げられます。

  • シーツ
  • 敷きパッド
  • プロテクター
  • ベッドパッド
  • マットレストッパー

基本的には、用途に合わせて敷くものを使い分けることがおすすめです。

例えば、ウレタンマットレスを使用する場合であれば、熱がこもりやすい欠点をカバーするために、吸湿性の高い敷きパットを使用すると寝心地を高められます。シーツやプロテクターなどは、どのようなマットレスにも使用しやすいアイテムとして人気です。

Q.「マットレスのニュートンとは?」

マットレスに記されているニュートン(N)とは、ウレタンマットレスの硬さや反発力を示す単位のことです。ニュートン値が高くなるにつれて、マットレスは硬くなります。消費者庁が述べるマットレスの硬さ区分は、次のようになっています。

ニュートン値硬さ
110ニュートン以上硬め
75〜110ニュートン普通
75ニュートン以下柔らかめ

消費者庁でウレタンマットレスの硬さについて述べられてはいるものの、市販されている商品を見ると、110ニュートンのマットレスを柔らかめと打ち出しているメーカーも少なくありません。

ニュートン値はあくまでも目安にとどめて、可能であれば実店舗で寝心地を確かめることをおすすめします。

Q.「高齢者におすすめのマットレスは?」

高齢者がマットレスを選ぶ際には、次のポイントを確認しましょう。

  • 起き上がりやすいか
  • 腰や肩などが圧迫されにくいか
  • 寝返りしやすいか

上記の項目を満たすマットレスを選ばなければ、寝苦しさを感じやすくなるだけでなく、身体への負担が大きくなります。

介護が不要な高齢者におすすめのマットレスは、高反発マットレスもしくはポケットコイルマットレスなどです。これらのマットレスであれば、高齢者がマットレスを選ぶ際に押さえるべきポイントを満たしやすくなります。

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マットレスの選び方を把握して自分にぴったりのマットレスを見つけよう

マットレスとひと口に言っても、さまざまな種類の商品があります。口コミやインターネット・SNS上の情報だけで、マットレスを選ぶと、自分の身体に合わない商品を手にする可能性がゼロではありません。

自分にぴったりのマットレスを見つけたい方は、マットレスの硬さや構造をチェックすることはもちろん、自分の寝姿勢・体重に適しているのかもチェックすることが重要です。

マットレスの購入を検討している方は、購入しやすい価格帯かつ機能性に優れた、高反発もしくは低反発マットレスを選ぶことがおすすめです。どちらのマットレスも、睡眠の質を高める機能を備えているため、寝具の買い替えを検討している方は、下記のおすすめ人気ランキングもあわせてチェックしておきましょう。

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