高反発枕は、数ある枕のなかでも反発力に優れているという特徴を持っています。反発力が高いことから、使用者の頭を支える、寝返りを打つ際のサポートができるという強みを持っており、翌朝までストレスなく熟睡したい方に人気です。
高反発枕を購入することを検討している方のなかには、「どのような商品を選ぶべきかわからない」「そもそも、自分に高反発枕が合っているのか知りたい」という方もいるでしょう。高反発枕という括りで枕を選ぶと、自分の寝姿勢や体型に合っていない商品を選びかねません。
この記事では、2023年9月時点で人気のある高反発枕12選から、使用する際のメリット・デメリット、高反発枕の選び方を解説します。自分にぴったりの高反発枕を見つけるきっかけになるため、「熟睡したい」「翌朝スッキリと目覚めたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
本コンテンツは快眠ランドが独自に制作しています。メーカー等から商品・サービスの無償提供を受けることや広告を出稿いただくこともありますが、メーカー等はコンテンツの内容やランキングの決定に一切関与していません。快眠ランドでは編集ポリシーに則って製品・サービスを紹介しており、企業等の意見を代弁するものではありません。当記事では正確な情報提供に努めておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。サイト内に表示している広告については、広告掲載ポリシーをご覧ください。当記事で記載している価格は全て税込み表記です。記事内容についてのご意見・誤字脱字のご指摘はお問い合わせフォームからお寄せください。
高反発枕のおすすめ人気ランキング12選



下記は、おすすめかつ人気のある高反発枕の特徴をまとめた表です。
商品名 | 〇〇な方におすすめ | 幅 | 高さ | 高さ調節 | 素材 | 洗濯方法 | 枕カバー付き | メーカー保証 | メーカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブレインスリープピロー スタンダード | 高品質なフィット感のある枕を使いたい方 | 60cm | 9〜11cm | なし | 高反発ファイバー | 水洗い | あり | 記載なし | 株式会社ブレインスリープ |
THE MAKURA | 寝返りをうちやすい・仰向け・横向きどちらもする方 | 60cm | 3〜11cm | あり | 特注エラストゴムパイプ | 陰干し | あり | なし | キュアレ |
モットン(MOTTON) まくら | 角度・高さを自由に調整できる枕を選びたい方 | 55cm | 3〜11cm | あり | 次世代高反発ウレタンフォーム(ナノスリー) | 本体は洗濯不可 | あり | あり | Motton Japan |
BAKUNE MAKURA | 横幅が大きい枕を選びたい方 | 70cm | 5〜10cm | あり | 3Dポリゴンメッシュ | 手洗い | あり | あり | TENTIAL |
ピロー スタンダード | 通気性の高い枕を選びたい方 | 56cm | 7〜11cm | あり | ポリエチレン | 水洗い | あり | あり | エアウィーヴ |
The cubes 無重力枕 | 高反発枕と低反発枕のどちらも使いたい方 | 56cm | 8〜11cm | なし | ポリウレタンメモリーフォーム | 本体は洗濯不可 | あり | あり | weatherlyjapan |
マニフレックス(magniflex) ピロー グランデ キャリーホルダー付き | 旅先でも使用できる枕を選びたい方 | 70cm | 12cm | なし | エリオセル・マインドフォーム | 本体は洗濯不可 | あり | あり | magniflex |
LOHATEXネックサポートピロー大 | 首・肩をしっかりとサポートする枕を使いたい方 | ・小:50cm ・大:60cm | ・小:7/9cm ・大:10/11cm | あり | 天然ラテックス | 記載なし | あり | 記載なし | LOHATEX |
TITIROBA 枕 普通 | 程よい弾力を持つ枕を選びたい方 | 63cm | 20cm | なし | ポリエステル | 丸洗い | なし | 記載なし | TITIROBA |
肩にやさしいまくら「肩想い」 | 肩をサポートする点に長けている枕を選びたい方 | 65cm | 記載なし | あり | ウレタンフォーム | 記載なし | あり | 記載なし | 西川ストア |
ラクシーンピロー(枕)ハードタイプ | 頭部・頚椎のサポートに優れた枕を使いたい方 | 56cm | 6cm | あり | ポリエチレン | 丸洗い | なし | 記載なし | 西川ストア |
ホテルモードピロー デラックス | ふわっとした枕を使用したい方 | 63cm | 15cm | あり | ポリエステルわた | 丸洗い | あり | 記載なし | 西川ストア |
自分に合う枕を選ぶためには、複数の商品を比較することが欠かせません。以下では、各高反発枕の詳細を詳しく解説します。
ブレインスリープピロー スタンダード



高品質なフィット感のある枕を使いたい方
ブレインスリープピロー スタンダードは、入眠のしやすさにこだわって設計された高反発枕です。3層×7グラデーションの独自構造によって、頭・首元を効率よく支え、眠りの質を向上させます。
まるでオーダーメイドのようなフィット感の高さは、ブレインスリープピローシリーズの中でも最高峰の品質です。枕によって眠りの質が左右されやすい方や仰向け寝が基本な方におすすめできる枕といえます。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 60cm |
高さ | 9〜11cm |
高さ調節 | なし |
素材 | 高反発ファイバー |
洗濯方法 | シャワーで水洗いする |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | 株式会社ブレインスリープ |
価格 | 33,000円 |
関連記事:ブレインスリープピローの口コミや評判|怪しい?効果ない?の真相を解説



関連記事:ブレインスリープを安く買う方法5選-割引やキャンペーン情報・最安サイトも紹介



THE MAKURA



寝返りをうちやすい・仰向け・横向きどちらもする方
THE MAKURAは、国内で唯一の「整体効果を得られる枕」として特許取得をした高品質な枕です。肩から頭にかけて三段構造を有しており、頭部・首元・肩周りの負担を軽減してくれます。
独自の構造と適度な硬さによって寝返りがしやすく仰向け・横向きどちらの寝方にも適切にフィットしてくれるのもTHE MAKURAの魅力です。寝返りをうちやすい方にもぴったりな枕といえるでしょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 60cm |
高さ | 3〜11cm |
高さ調節 | あり |
素材 | 特注エラストゴムパイプ |
洗濯方法 | 風通しのよい場所で陰干しをする |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | なし |
メーカー | キュアレ |
価格 | 39,600円 |
※ 2023年9月23日時点で楽天市場では販売しておりません。
関連記事:THE MAKURAキュアレの口コミや評判-デメリットや怪しい?ステマ?の真相を解説



モットンまくら かため



角度・高さを自由に調整できる枕を選びたい方
モットン(MOTTON) まくらは、高さ調節シートが合計で6枚も付属している高反発枕です。高さ調節シートの組み合わせ方によって、最大50通りもの調整ができます。頚椎の高さや首の角度に合わせて微調整しやすく、小柄な方から体格のよい方まで幅広く使用できる点が魅力です。
利用者の満足度は高く、Motton Japanが実施した調査によると91.4%の方が使用感に満足しています。シリーズ累計で10万本を売り上げていることからも、モットン(MOTTON) まくらの人気の高さがうかがえます。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 55cm |
高さ | 3〜11cm |
高さ調節 | あり |
素材 | 次世代高反発ウレタンフォーム(ナノスリー) |
洗濯方法 | 本体は洗濯不可 |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | あり |
メーカー | Motton Japan |
価格 | 17,800円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
関連記事:モットン枕の口コミや評判|怪しいと言われる理由や合わない人の特徴を解説



BAKUNE MAKURA
-1024x802.webp)
-1024x802.webp)
-1024x802.webp)
横幅が大きい枕を選びたい方
BAKUNE MAKURAは、幅が70cmある寝返りしやすい設計で作られた枕です。仰向け・うつ伏せ・横向きなど、あらゆる態勢に対応した枕であり、どのような方でも使用しやすいという特徴があります。枕の下層部は首ラインにフィットする形になっており、快適な寝心地を実現している点も魅力です。
BAKUNE MAKURAで使用される高反発素材は、適度な弾力と硬さを持ち合わせています。枕内に入れられる低反発ウレタン素材を活用することで、通常の高反発枕よりもフィット感を生み出せます。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 70cm |
高さ | 5〜10cm |
高さ調節 | あり |
素材 | 3Dポリゴンメッシュ |
洗濯方法 | 手洗い |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | あり |
メーカー | TENTIAL |
価格 | 15,400円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
ピロー スタンダード



通気性の高い枕を選びたい方
ピロー スタンダードは、エアウィーヴから出されている高反発枕です。中材には、独自技術で開発されたエアファイーバーが使用されています。エアファイバーは素材の90%が空気でできており、軽量かつ通気性に優れているといった特徴を持っています。
通気性の高い素材が使用されており、ピロー スタンダードを使用すると、睡眠中に発せられる熱によって頭部が蒸れる心配がありません。頭部の体温を下げる効果が期待できるため、暑さで寝苦しくなる夏場でも快適に睡眠できるでしょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 56cm |
高さ | 7〜11cm |
高さ調節 | あり |
素材 | ポリエチレン |
洗濯方法 | 水洗い |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | あり |
メーカー | エアウィーヴ |
価格 | 16,500円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
The cubes 無重力枕



高反発枕と低反発枕のどちらも使いたい方
The cubes 無重力枕は、特許技術を用いて作られた枕です。枕に約80個ものキューブを設けることでフィット感を高め、最適な寝姿勢をサポートする点に長けています。キューブ一つひとつが体圧によって沈むため、肩・首ラインに無駄なストレスがかかりません。
The cubes 無重力枕は、リバーシブル構造を採用しています。黒色の面は低反発、赤色の面は高反発となっており、その日のコンディションによって枕の硬さを調節したい方から人気です。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 56cm |
高さ | 8〜11cm |
高さ調節 | なし |
素材 | ポリウレタンメモリーフォーム |
洗濯方法 | 本体は洗濯不可 |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | あり |
メーカー | weatherlyjapan |
価格 | 9,800円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
マニフレックス(magniflex) ピロー グランデ キャリーホルダー付き



旅先でも使用できる枕を選びたい方
ピロー グランデは、エリオセル・マインドフォームという独自の素材を使用した高反発枕です。体圧分散性に優れているだけでなく、ソフトな寝心地が特徴的で、世界中の方から支持されています。
ピロー グランデの魅力は、フィット感が高いことです。頭部を優しく包み込むことはもちろん、しっかりと支える力もあるため、ピロー グランデを使うと快適な寝心地を体感できます。快適に眠れることから別名「しあわせのまくら」とも呼ばれています。
持ち運びできるキャリーホルダーも付属しているため、「枕が変わると寝付けない」という方から人気です。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 70cm |
高さ | 12cm |
高さ調節 | なし |
素材 | エリオセル・マインドフォーム |
洗濯方法 | 本体は洗濯不可 |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | あり |
メーカー | magniflex |
価格 | 20,900円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
LOHATEXネックサポートピロー大



首・肩をしっかりとサポートする枕を使いたい方
LOHATEXネックサポートピロー大は中層部を低く、左右・上層部を高く設計した高反発枕です。部位によって高さを変えることで、首・肩を程よい力で支えられる枕になっています。
素材に使用されている天然ラテックスは、頭部をしっかりとサポートできることが特徴です。やわらかい性質でありながら強い反発力も持ち合わせており、使用者の寝返りを補助します。LOHATEXネックサポートピロー大を使うと血液やリンパが流れやすくなり、疲労感が抜けやすくなるでしょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | ・小:50cm ・大:60cm |
高さ | ・小:7/9cm ・大:10/11cm |
高さ調節 | あり |
素材 | 天然ラテックス |
洗濯方法 | 記載なし |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | LOHATEX |
価格 | 9,600円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
TITIROBA 枕(普通)



程よい弾力を持つ枕を選びたい方
TITIROBA 枕 普通は、高級ホテルの枕のような寝心地を再現した、程よい弾力を持つ高反発枕です。ふわふわかつもちもちとした使用感で羽毛のような柔らかさを体現しています。
手入れのしやすさや耐久性に優れていることも、TITIROBA 枕 普通の魅力です。TITIROBA 枕 普通は丸洗い可能となっている枕のため、衛生面を手軽に保てます。洗濯することによって縮むこともないため、耐久性も申し分ありません。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 63cm |
高さ | 20cm |
高さ調節 | なし |
素材 | ポリエステル |
洗濯方法 | 丸洗い |
枕カバー付き | なし |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | TITIROBA |
価格 | 2,682円(2023年6月24日時点) |
肩にやさしいまくら「肩想い」



肩をサポートする点に長けている枕を選びたい方
肩にやさしいまくら「肩想い」は、「肩への負担を解放するまくら」というコンセプトをもとに作られた枕です。肩にかかる負担を抑えることを目的に、枕の両サイドへ肩をフォローするポケットを設けたり、中央部よりも両サイドを高くしたりするなどの構造となっています。
また、枕を上下左右の4部屋に仕切ることで、理想的な寝姿勢をキープしやすい構造になっていることも魅力です。特に、仰向け・横向きの寝姿勢に対するサポートを得意としており、肩にやさしいまくら「肩想い」は「肩が辛い」と悩む方の強い味方になる枕と言えます。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 65cm |
高さ | 記載なし |
高さ調節 | あり |
素材 | ウレタンフォーム |
洗濯方法 | 記載なし |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | 西川ストア |
価格 | 8,490円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
ラクシーンピロー(枕)ハードタイプ
ハードタイプ-1024x560.webp)
ハードタイプ-1024x560.webp)
ハードタイプ-1024x560.webp)
頭部・頚椎のサポートに優れた枕を使いたい方
ラクシーンピロー(枕)ハードタイプは、頭部・頚椎のサポートに優れた枕です。6つのゾーンに分かれており、中央部は頭部を支える、両サイドは横向き寝をアシストする働きを持っています。
理想的な寝姿勢をサポートする部分に強みを持っており、首・肩こりなどに悩む肩を中心に人気です。ウレタンシートの入れ替えやパイプの出し入れで高さの微調整も可能であり、使用者を選ばないこともラクシーンピロー(枕)ハードタイプの魅力です。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 56cm |
高さ | 6cm |
高さ調節 | あり |
素材 | ポリエチレン |
洗濯方法 | 丸洗い |
枕カバー付き | なし |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | 西川ストア |
価格 | 10,780円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
ホテルモードピロー デラックス



ふわっとした枕を使用したい方
ホテルモードピロー デラックスは、ふわっとした寝心地を体感できる高反発枕です。程よい硬さを実現しており、低反発枕やそば殻、パイプなどの素材を使った枕が合わなかったという方でも快適に眠れます。
販売元である「西川ストア」に掲載されている評判を見ると、2023年6月時点で5点満点中4.17点を記録しています。多くの利用者がホテルモードピロー デラックスの使用感に満足していると言えるでしょう。ホテルモードピロー デラックスは、枕選びに迷っている方におすすめしたい商品です。
項目 | 詳細 |
---|---|
幅 | 63cm |
高さ | 15cm |
高さ調節 | あり |
素材 | ポリエステルわた |
洗濯方法 | 丸洗い |
枕カバー付き | あり |
メーカー保証 | 記載なし |
メーカー | 西川ストア |
価格 | 5,500円(メーカー価格:2023年6月24日時点) |
高反発枕のメリット



高反発枕を使用するメリットとして、下記の3つが挙げられます。
ここからは、各メリットについて詳しく解説します。
頭がしっかりサポートされる
高反発枕は適度な硬さを持つ枕であり、頭をしっかりとサポートできる点にメリットがあります。頭がサポートされる分、首・肩をラクに動かせることから無駄な力が入りません。首・肩こりに悩まされる機会を少なくできます。
また、やわらかい枕のように頭が沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢を保つことが可能です。リラックスした状態で眠れるため、身体にかかるストレスの緩和に繋がり、翌朝スッキリと目覚めやすくなります。
特に、頭へのフィット感よりもサポート面に優れた枕を使いたい方にとっては、低反発枕より高反発枕を選ぶほうが満足度は高いでしょう。
自然な寝返りをサポートしてくれる
高反発枕を利用すると、自然な寝返りをうちやすくなるというメリットを得られます。高反発枕は反発力が高く、首・肩の動きをフォローする役割を担っています。
睡眠中に自然な形で寝返りをサポートするため、寝苦しさによって夜間に目が覚める回数を減らすことが可能です。一方で、やわらかい低反発枕を選ぶと、頭が過度に沈み込んでしまい、寝返りする妨げになるケースが少なくありません。
睡眠中に首・肩が辛くて目覚めてしまう方は、高反発枕を使用すると、朝まで熟睡しやすくなるでしょう。
耐久性が高い
高反発枕は、耐久性が高いというメリットも有しています。高反発枕に使用されることが多い、ウレタンや天然ラテックスは、ヘタリにくく復元力が高いという特徴があります。
使用環境によるものの、高反発枕は数年スパンで使用することが可能です。一方で、低反発枕はやわらかい性質を持つ都合上、経年劣化が生じやすいため、高反発枕よりも耐久性は劣ります。
長く愛用できる枕を選ぶのであれば、高反発枕の耐久性が高い面は大きな魅力です。
高反発枕のデメリット



高反発枕にはメリットがある一方で、デメリットも一部存在します。高反発枕を使う際に生じる主なデメリットは、次の3つです。
デメリットを把握せずに高反発枕を購入すると、選んだことを後悔してしまうかもしれません。以下では、高反発枕のデメリットを詳しく紹介します。
フィット感がやや劣る
高反発枕と低反発枕を比較する場合、フィット感が劣ってしまう部分は高反発枕を使用するデメリットになります。高反発枕は頭が適度に沈むだけで、使用するものによっては、頚椎と枕に隙間が生じてしまいます。
枕に対して、頭を優しく包み込んでくれる機能を求める方にとっては、高反発枕が適していないかもしれません。ただし、低反発枕よりもフィット感は劣るものの、使用者の頭を支える面においては、高反発枕のほうに軍配が上がります。
使用者の疲れを癒す部分は高反発枕と低反発枕のどちらも持ち合わせているため、使い心地がよいほうを選べば、特別デメリットになることはありません。
価格が少し高い傾向にある
高反発枕のデメリットとして、価格が少し高い傾向にあることが挙げられます。商品・メーカーによって異なるものの、質の高い高反発枕を選ぶ場合は2万円前後かかります。
価格が高くなる理由は、独自技術で開発した素材を使用していたり、抗菌作用や通気性を高める加工を施したりしているためです。ただし、価格が高くなる分、耐久性は優れており、一度購入してしまえば、5年以上使用できる高反発枕も存在します。
例えば、安い枕で身体が痛むのを我慢しながら整体へ毎月通う方と、やや高めの高反発枕を使用して身体にかかる負荷を減らす方がいる場合における、年間のトータルコストの一例は次のようになります。
項目 | 安い枕の場合 | やや高めの高反発枕の場合 |
---|---|---|
枕購入費 | 3,000円 | 20,000円 |
整体費用(1回3,000円の場合) | 36,000円 ※毎月通った場合 | 6,000円 ※半年に一度通った場合 |
交通費(片道500円の場合) | 12,000円 | 2,000円 |
合計 | 51,000円 | 28,000円 |
上記はあくまでも目安ですが、中長期的に見るとやや高めの高反発枕を購入するほうが費用を抑えられる可能性が高いと考えられます。
水洗いできない場合がある
高反発枕によっては、水洗いできないものもあります。特に、ウレタンや天然ラテックスを使用している高反発枕は、水洗いできないケースが多い傾向です。
ウレタンや天然ラテックスは水に弱いという性質を持っており、水洗いすると反発力の高さを失う恐れがあります。もし、購入したい高反発枕にウレタンや天然ラテックスが使用されている場合は、洗濯方法を必ず確認しておきましょう。
とはいえ、近年販売されている高反発枕は、抗菌作用を持つ商品がほとんどです。陰干しなどをすることでダニやカビ対策できるため、水洗いできない点はそれほど大きなデメリットにならないと言えます。
高反発枕と低反発枕の違い
高反発枕と低反発枕の大きな違いは、反発力の高さにあります。名前のとおり高反発枕は反発力が高く、低反発枕は反発力が低いという特徴を持っています。下表は、高反発枕と低反発枕の違いを簡単にまとめたものです。
特性 | 高反発枕 | 低反発枕 |
---|---|---|
フィット感 | やや劣る | 優れている |
寝返り | うちやすい | やわらかすぎるとしにくい |
通気性 | 高い | 低い |
洗濯可否 | 素材によって異なる | 素材によって異なる |
耐久性 | 高い | 低い |
個人によって体型や寝姿勢、枕の好みは異なるため、高反発枕と低反発枕のどちらがよいとは一概に言えません。簡単にどちらがよいかを分けるとすれば、高反発枕は機能性を重視したい方、低反発枕はフィット感を大切にしたい方におすすめです。
以下では、「高反発枕が合う人」「高反発枕が合わない人」の特徴を解説します。枕を買い替えることを検討している方は、あわせてチェックしておきましょう。
高反発枕が合う人



高反発枕を使うことが合う人の特徴は次のとおりです。
- 首・肩に痛みがある人
- 寝返りをうつことが多い人
高反発枕は、頭が適度に沈み込む程度の弾力であるため、首・肩にストレスがかかりにくい構造です。高反発枕を使用する方のなかには、「首・肩がラクになった」「疲れがとれやすくなった」と口にする方が多くいます。そのため、首・肩に痛みを持つ方が高反発枕を使うと、コリなどが解消されるかもしれません。
寝返りをうつことが多い人にも、高反発枕はおすすめです。高反発枕は使用者の寝返りをサポートする点に長けており、ストレスなく首・肩を動かせます。寝返りするたびに目が覚めてしまう人は、高反発枕を取り入れることで、朝までぐっすりと眠りやすくなるでしょう。
高反発枕が合わない人



一方で次のような特徴を持つ方は、高反発枕を使用することがあまり適していません。
- 枕にフィット感を求める人
- 価格を抑えて枕を購入したい人
枕にフィット感を求める人は、高反発枕を使用することが適していないでしょう。高反発枕は頭を支える点に強みがあり、必要最低限しか沈み込みません。高反発枕にフィット感を求める場合は、やわらかめの素材を使用している商品を選ぶと、通常の高反発枕よりも頭になじみやすくなります。
枕を購入する際に、価格を抑えたい方も高反発枕を選ばないほうがよいかもしれません。高反発枕は使用感を高めるために、独自開発した素材を使ったり、特殊加工を施したりしています。枕を製造する工程が増える分、通常の枕よりも価格は高くなる傾向です。
「価格を抑えて高反発枕を買いたい」という方は、ネットショップなどで割引キャンペーンが適用される時期を狙って購入することがおすすめです。
もし、紹介した内容を解決できそうにない場合は、高反発枕と同じく首・肩などをフォローする働きを持つ、低反発枕を購入することも選択肢の一つです。下記記事では、おすすめの低反発枕を紹介していますので、参考にされてください。



高反発枕の選び方



自分に合う高反発枕を選びたい方は、次のポイントを必ず確認しましょう。
高反発枕という括りで枕を選ぶと、失敗する可能性が高くなります。以下では、高反発枕を選ぶ際にチェックすべき項目を詳しく解説します。
理想の寝姿勢が維持できるか
高反発枕を選ぶ際は、理想的な寝姿勢を維持できるのかをチェックしましょう。理想的な寝姿勢を維持できない枕を選ぶと、身体に負荷がかかりやすく、睡眠をとっても疲労回復しにくくなります。最悪の場合、寝るたびに疲れが蓄積する可能性もゼロではありません。
なお、睡眠時における理想的な姿勢とは次のようなことを指します。
- 背中のS字カーブが保たれている
- 枕に頭を置いたときに顔の角度が上側に5度傾いている
- 横向きで寝る際はベットと背骨が平行になっている
理想的な寝姿勢をとるためには、自分の体型に合った枕を選ぶことが大切です。例えば、小柄な方の場合は低めの枕を、大柄な方であれば高めの枕を選ぶと、理想の寝姿勢を実現しやすくなります。
枕の高さを重視したい方は、高さ調節シートが付属している高反発枕を選ぶことがおすすめです。
寝返りしやすいサイズや形状
高反発枕を選ぶときは、寝返りしやすいサイズや形状をしているのかにも着目しましょう。高反発枕を使う場合、通常の枕よりも寝返りしやすいことは事実ですが、サイズや形状を見誤ると寝心地が損なわれてしまいます。
理想的なサイズは63cm×43cmであり、成人の頭3つ分が収まる大きさです。このサイズ感の枕を選べば、寝返りする際に枕から頭が落ちる機会を減らせます。
また、中央部分を低くしていたり、部分ごとに硬さを変えていたりする高反発枕を選ぶことでも、寝返りをうちやすくなります。
フィット感を確認する
高反発枕を選ぶ際は、フィット感を確認することも欠かせません。可能であれば、実店舗で寝心地を確かめることがおすすめです。もし、インターネット通販で高反発枕を買うことを検討している方は、高反発枕に使用される機会が多い素材の特徴を知ることで、おおよそのフィット感をイメージできます。
下記は、高反発枕に使用される主な素材とフィット感についてまとめた表です。
素材 | 特徴 |
---|---|
高反発ウレタンフォーム | 使い心地は高反発ファイバーとラテックスの中間でクセが少ない |
高反発ファイバー | 反発力が高いほか抗菌作用に優れている |
ラテックス | 弾力とやわらかさを持ち合わせており使い心地がよい |
なお、紹介した特徴はあくまでも目安です。メーカーによって加工の仕方は異なるため、同じ素材を使った高反発枕であっても、硬さや反発力は異なります。
洗濯方法を確認する
特に、枕の衛生面を重視したい方は、購入したい高反発枕の洗濯方法について確認しておきましょう。高反発枕のなかには、使用する素材の性質上、洗濯機で丸洗いできないものがあります。枕によっては洗濯が原因で、反発力が下がってしまうことを知っておいてください。
特に、ウレタンやラテックスなどを使用した高反発枕は、洗濯だけでなく水洗い不可になっている場合がほとんどです。洗濯などができない高反発枕は、陰干しや水拭きなどで手入れするケースが一般的です。
メーカー保証が付いているか
安心して使用できる高反発枕を選びたい方は、メーカー保証が付いているのかもチェックすることが大切です。メーカー保証があれば、「使用感に満足できない」「枕に不備があった」というときに、返金もしくは取り換えに応じてもらえます。
メーカー保証が付いている高反発枕は、質の高い商品であるケースがほとんどです。メーカーが自信を持って開発した枕だからこそ、保証が付いています。
メーカー保証は商品によって異なり、短いもので数週間から1ヶ月程度、長いもので2〜3年程度となっています。質の高い高反発枕を選ぶ指標にもなるため、メーカー保証の有無はできる限りチェックしましょう。
今回紹介した高反発枕にメーカー保証が付いているのかを確認し直したい方は、下記のボタンから「高反発枕のおすすめ人気ランキング」をチェックすることをおすすめします。



高反発枕の買い替え目安
高反発枕の買い替え目安は、使用されている素材によって異なります。例えば、ウレタンを使用した高反発枕の寿命は大体3〜5年です。買い替えどきのサインとして、形状が崩れたり、フィット感が損なわれてしまったりすることが挙げられます。
ポリエチレンを使用した高反発枕の場合は、5年前後使用したタイミングが買い替え目安です。ウレタンよりも丈夫な素材であるため、耐久性が高くなっています。
なお、買い替え目安は、高反発枕を販売する公式サイトの商品紹介ページに記載されているケースがほとんどです。なかには、7年以上使用できる高反発枕も存在するため、詳しくは各商品ページを参考にすることをおすすめします。
自分にぴったりの高反発枕をみつけよう
高反発枕は頭をしっかりと支える、自然な寝返りをサポートすることに強みを持つ枕です。耐久性が高いという特徴も有しており、長きにわたって使用できる枕として人気です。
使用すると首・肩に無駄な力が入りにくく、翌朝まで熟睡しやすいというメリットも持ち合わせています。一方で、低反発枕と比較した際に、高反発枕はフィット感がやや劣るというデメリットがあります。とはいえ、高反発枕のなかでもやわらかい素材を使用した商品を選べば、フィット感を高めることが可能です。
高反発枕とひと口に言っても、メーカーによって特徴はさまざまです。自分に合う高反発枕を選びたい方は、各商品の特徴を理解し、比較する必要があります。高反発枕の購入を検討している方は、「高反発枕のおすすめ人気ランキング」をチェックして、自分にぴったりの枕を見つけ出しましょう。
コメント